
羽子板が持つ退魔の力に
美への憧れを載せ
大切な誰かに贈る

美しいもの、やさしいもの、
可愛らしいもの…
「願いを入れるはこ」を飾る

中に詰められ
託された願いや思いを
身につける
水戸市生まれ。多摩美術大学在学中より卓越した感性を評価され、ファッション・デザイナー、イラストレーターとして活動を開始。卒業後は前衛的バンドのメンバーとデザイン・スタジオを設立し、アートとサウンドを融合したカセット付マガジン「TRA/トラ」を発表。革新性が高く評価され、同誌はNY近代美術館に永久保存となる。
以後、ファッション、アート、生活雑貨を横断する作品を発表し、1991年の作品集「PRESENT RED・BLUE」は異例の美術書売上を記録。1995年には画集「ANGEL」と連動CDを同時発表するなど、常に時代を牽引。エレガンスとアバンギャルドを融和させる独自の「ビューティ道」は、多彩な閃きを軽やかな造形美へと昇華している。
心を惹きつける清廉な白い花びら
気取らない優美さのカメリア
上品な柔らかさと
華やかさを感じる可憐なビオラ
ていねいに形作られたあまたの花弁
甘い夢を思わせるマム
文化服装学院卒業後、フォーマルメーカー、造花メーカーでの経験を経て、2003年にブランド「la fleur」を設立。「花と服のあいだ」に宿る美を見つめながら、コレクションを発表している。その創作はアクセサリーという枠にとどまらず、個人の感情や記憶、経験の断片を素材によって立体化する、“散文”のような表現を志向している。デザイン画は持たず、製作の拠り所とするのは、光の移ろい、素材の手触り、空気の湿度。すべての工程を手作業で行い、偶然性と必然性のあいだを行き来しながらかたちを結ぶ。身に着ける人の内面にそっと寄り添い、その人自身がもつ美しさを静かに引き立てること。小さな花が日々の時間に、ささやかな彩りとよろこびをもたらす存在となることを信じて、製作を続けている。
わたしたちは平安の昔から、季節の節目ごとに健康や厄払いの願いを込め、「節句」の日として大切に思ってきました。
江戸のころにもなれば、新しい命の誕生を祝い、人形や兜を飾ってお祭りをすることが節句のならわしとなっていきます。祐月もこうした願いやお祝いのありようとともに歩み続け、明治23年創業より今に至ります。平安のひとがたから今の人形へと変化があったように、長い歴史の間には、伝統のかたちは変わっていきます。世界が、この国が、大きな変化を迎えている今だからこそ、わたしたちの願いの本質を守るために祐月は新しい願いのかたちを探し続けてまいります。
羽子寿~新しい祝いのかたち~
その昔、宮中で新年を祝い、邪気をはねのける儀式として始まった伝統が羽子板の源流です。
災いを除けて打ち返す羽子板遊びと、羽子板が持つ退魔の力に美への憧れを載せた羽子板飾りは、ともに健やかに一年を過ごしたいという願いを託された、節句のかたちとして長い間受け継がれてきました。しかし今、羽子板遊びで厄を打ち返すことも少なくなり、新年の願いは居場所を失ってしまったかのようです。
祐月は、新年の節目に健やかさを祈る気持ちを新しい羽子板のかたち「羽子寿」に託し、受け継がれてきた願いを、新たな時代に守り継いでいきます。「羽子寿」は、羽子板のもつ退魔の力を受け継いだ「願いを入れるはこ」です。
美しいもの、やさしいもの、可愛らしいもの…
願いを託した尊いなにかを、厄をはね返すはこに入れて、願いをずっと守り通していくのが「羽子寿」です。大切な誰かに贈ってもいいし、自分のために飾ってもいい。
どんなものであっても、その中に詰められ託された願いや思いは「羽子寿」がずっと守り続けてくれることでしょう。
誰かを祝う心をこめて コサージュとともに
個性になじみ魅力を惹き出す
よろこびを生む一輪の花
羽子寿が守り継ぐ
誰かのための気持ち
わたしの大切な想い気持ちをこめて
誰もがいつでも
贈り贈られ
飾り、祝う